中古物件のデメリット
中古物件のメリットに続いて、このページでは中古物件のデメリットについて紹介していきます。
●中古物件のデメリット
中古物件のデメリットについては主なものが4つあると言われており、十分注意する必要があるので、よくご覧ください。
1:初期投資の費用よりもその後の費用が増えることが多々ある
中古物件の特徴として、初期の投資費用(購入費用など)が新築物件にくらべて安く抑えることが出来るというのがありますが、もともと築年数が経過している物件のため、経年劣化が生じやすく、購入時には見つけることが出来なかった不具合などが多数発生することがあります。
当然ですが入居者を増やすためにはこれらを修繕しないといけないため、修繕費用が発生し、この修繕費用が場合によっては初期投資費用を上回ることも十分考えられます。つまり中古物件だからと言ってお金がかからないという事ではなく、しっかりと見極めて購入しないと、新築物件以上に費用が掛かってしまう事がありますので、十分気をつけてください。
2:融資の借り入れ期間が短期間である
物件には「法定耐用年数」や金融機関が融資を行う際に定める「有効使用年数」というものがあります。
これにより融資の借入期間というのはその定められた期間よりも短くなってしまいます。
つまり借入期間が短いと毎月返済する返済額が多額になってしまい、もともと高い家賃収入を期待できない中古物件では月々の利益を出すのが非常に難しくなってしまいます。
3:物件の魅力低下
特に日本人に多いのが中古物件を毛嫌いする傾向にあることです。
この日本人独特の感性により中古物件でも比較的築浅の物件を除くと築年数が増えれば増えるほど物件自体の魅力が下がってしまい、入居者を集めるのに非常に苦労します。
また管理物件の近くに比較的見栄えのいい物件があり、家賃があまり変わらないと当然入居者はそちらに集まってしまうので、管理物件の家賃を必然的に下げないといけない状況になってしまいます。
4:間取りや設備が古い
新築物件や築浅物件には時代のニーズや環境、法に見合った最新の設備や機能が備え付けられています。
ですが築十何年とか築何十年とかという物件については当然ですが設備や機能などが古かったり、使い勝手が良くないケースが多いです。
入居者を増やすために最新の設備や機能を備え付けようにも莫大な修繕・改築費用がかかってしまいます。
これらは購入時点で近隣の物件の環境もリサーチしたうえで、最低限ここだけは改築したほうがいいなど事前に把握しておくことが賢明かと思います。